02年の日韓W杯で16強を経験している清水DF市川大祐(31)とMF小野伸二(30)が、29日に決勝トーナメント1回戦(対パラグアイ)を迎える岡田ジャパンにエールを送った。2日間のオフを終え練習を再開した28日、小野は「いいリズムで勝ってきている。相手の守備を簡単に崩すことはできないけど、日本にはFKという必殺技がある」。市川も「チームの中で役割がはっきりしている。ここからは一発勝負ということを強く思って試合をすることが大事」と自らの経験を踏まえ熱く話した。

 小野はオーバーエージ枠で参戦した04年アテネ五輪でパラグアイと対戦し、PKで2得点をマークしている。「パラグアイは南米のチームだし、個々の技術が高く、やっかいな相手」と警戒。しかし「気負うことはない。今までどおり全力でやれば、必ずチャンスはある」と日本サッカー史上初のW杯8強入りに挑むサムライ軍団の健闘を祈っていた。【為田聡史】