<J1:横浜2-1清水>◇第18節◇14日◇アウスタ
FW岡崎慎司(24)の今季9得点目も勝利に結び付かなかった。清水が今季2敗目を喫し、前節奪った首位から2位に後退した。1点を追う前半30分に、岡崎得意のヘディングシュートで同点としたが、後半8分に横浜MF中村俊輔(32)のFK弾で勝ち越された。後半19分にはDF岩下敬輔(23)が今季チーム初のレッドカードによる退場も大きく響き、3カ月ぶりに敗れた。
敗戦の瞬間、岡崎は天を仰いだ。終了間際、DFボスナーのロングパスからゴール正面の決定的チャンスを得ながら、この日2発目の同点弾を決められなかった。どんな会心のゴールを決めても、敗戦の悔しさがすべてをかき消した。
1点リードされて迎えた前半30分。相手ゴール前にぽっかりと、スペースが空いた。左CKの2次攻撃。MF藤本からのクロスを鮮やかなヘディングシュートで同点弾をたたき込んだ。「余裕をもってタイミングよくゴール前に入ることが大事。今は、自分にチャンスが多い」。試合前に、イメージした通りのゴールを満員のアウスタのピッチで体現してみせた。
試合開始2分、相手に献上した先制点は、自らが突破を許して生まれた。中央にドリブルで切り込む横浜MF中村にマークを振り切られ、アシストをマークされた。日ごろから「自分は守備からリズムをつくっていくタイプ」と話すだけあって、屈辱的な失点シーンを目の前で見せつけられただけに、ただでは引き下がれなかった。
後半開始1分、いきなりMF小野のヒールパスからMF兵働がミドルシュートを狙うなど、積極的な攻撃を展開。だが、同8分、横浜MF中村に直接FKを決められ、再びリードを許してしまった。同19分にはDF岩下がラフプレーで一発退場。10人での反撃を強いられた。2万人を超えるサポーターからの大声援を受け、相手ゴールに迫ったが、5月8日の新潟戦(アウスタ)以来、7戦ぶりに敗れた。
ホームで黒星を喫し、07年以来の4連勝も逃した。ただ、落ち込んでいる暇はない。中2日で次節新潟戦(17日=東北電ス)が控える。この日の悔しさは、次戦で、やりかえせばいい。【為田聡史】



