JFL所属でJリーグ準加盟のV・ファーレン長崎は16日、長崎市内で記者会見し、Jリーグの入会予備審査に通らなかったと発表した。ホームスタジアムがJリーグの定める基準を満たしておらず、財政基盤も不十分として昨年に続いて通過できなかった。今後は本拠地とする長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場など2会場の改修工事が終わる13年からのJ2参入を基本線に組織整備を進める。小嶺忠敏社長は「基盤をつくり13年を目指す。来年(の申請)については状況をみて、可能ならという条件付きになる」とし、涙する場面もあった。