横浜の木村和司監督(52)が“自主性の尊重”から“手取り足取りの指導”に方針を転換した。木村監督は27日、「これからは、全部言っていかないといかんかも知れん」と話し、ビデオ映像を使った戦術ミーティングを毎週行っていく可能性を示唆した。

 今季の横浜は、木村監督の考えで、定期的な室内ミーティングは行ってこなかった。しかし、24日の鹿島戦で完敗し、“木村和司のサッカー講座”の開講を決意。手始めに28日の全体練習前、鹿島戦の映像を教材に熱弁をふるう予定。

 「自分たちの弱さがよく分かった試合だった。鹿島のいいところはどんどん取り入れていく。言ったことをすぐに忘れてしまう選手もおる。毎週やっていかないといけないのぉ」とぼやいた。