<J2:水戸1-1札幌>◇第34節◇Ksデンキスタジアム

 来季は“少数精鋭”で昇格を目指す。コンサドーレ札幌の来季選手数が23人前後まで縮小される可能性が14日、浮上した。今季開幕時はクラブ最少の25人でスタートしたが、強化費の大幅減もあり、さらに少ない23人での開幕も検討している。

 クラブ関係者は「原則25から26人を考えているが場合によって開幕の時点では23、24人になることも想定している」と明かした。今季のMF朴のように開幕後に随時、戦力を加えていくことも検討中。最終的に25~26選手に増やしていくというのが理想だが、現時点では23から24人の“史上最少”開幕が濃厚だ。

 少数精鋭となる来季戦力構想は、12月中旬をメドに形づくっていく方針。クラブでは「その時期までには編成作業は終了させたい」と話しており、今月下旬~来月にかけて指揮官を含めチームの柱を明確にしていく。補強は日本人、外国人ともに他クラブを契約満了となり移籍金がかからない選手が中心。高年俸の選手は獲得できないが地道な強化を目指す。今季以上の小所帯となるが矢萩社長が「昇格を目指さないということではない」と言うように、あくまで「J1」という大命題は掲げていく方針だ。