<J1:大宮2-2新潟>◇第33節◇27日◇NACK5

 大宮がホーム最終戦で決めた。1点を追う後半19分にDF深谷友基(28)が値千金の同点ヘッドを決め、新潟と2-2のドロー。16位神戸との勝ち点差を4とし、6年連続の残留となった。4月に監督交代、10月に観客数水増し問題で社長が引責辞任と激動のシーズンだった。試合後には選手、監督、社長らスタッフが場内を1周。鈴木社長は「不祥事がありましたが監督以下スタッフの頑張りに厚く感謝したい」とあいさつ。サポーターへの感謝の言葉も口にした。主将のMF藤本主税(33)は笑顔でサポーターに対応していたが、「祝福されるのは複雑」と残留争いに巻き込まれたことを悔しがった。続投が決定的な鈴木淳監督(49)も「来季の34試合をどう戦うかで真価が問われる」と引き締まった表情で話した。