<J1:G大阪3-0清水>◇最終節◇4日◇アウスタ

 G大阪がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏の3位以内を決めた。

 G大阪が4季連続のACL出場を決めた。敵地で清水に3得点。守備陣も強力攻撃陣を封じ込め、3試合ぶりに完封した。勝ち点で並んでいた鹿島が引き分けたため、名古屋に次ぐ2位。西野朗監督(55)は「ガンバは常にACLに出てないといけないチーム。素晴らしい試合だった」と選手をたたえた。

 前半5分、DF安田理のクロスに清水守備陣3人が衝突。こぼれ球を、FWルーカスが無人のゴールへ蹴り込んだ。「しっかりと結果が出たし、数字的にもね」。今季限りで退団する男は、この日がリーグ通算200試合目。惜別弾にはMF武井がプロ初得点で続き「勝ちにつながって、すごくうれしい」と声を弾ませた。後半41分にはMF佐々木がダメ押し。新旧の力が入り交じる快勝劇だった。

 リーグ首位となる総得点65の攻撃力で、ACLにはC大阪とアベック出場となった。「大阪同士で上がっていける」とMF橋本。ただ、リーグ戦は終わっても3連覇が懸かる天皇杯が残る。

 MF遠藤は「大事な天皇杯で残り3つ勝って、優勝して終わりたい」。準々決勝は25日。G大阪は無冠で終わるつもりはない。【近間康隆】