横浜から移籍した、川崎FのMF山瀬功治(29)が12日、J2栃木との練習試合で新天地デビューを飾った。2本目の40分に左サイドで出場。直後に左クロスをゴール前で頭で合わせるなど、見せ場も作った。股関節痛の影響で調整が遅れていたが、横浜での昨年12月4日のリーグ最終戦以来、約2カ月ぶりの実戦に「ピッチの上では100%できます」と手応えを語った。

 新天地では、01年に優勝したジャパンユース杯でつけていた背番号13を自ら選び、初心に戻って活躍を目指す。「体力は十分に戻ってないけど、サッカーができて楽しいです」。代表経験も豊富な山瀬が順調に調整を進めれば、今年の紅白戦などで代わりに左サイドを務めてきたMF中村も右ボランチに専念できる。相馬監督も「問題なさそうなので、ホッとしてます」と、期待の新戦力の動きに笑顔だった。【由本裕貴】