練習中に倒れ意識不明となり、急性心筋梗塞と診断された元日本代表DF松田直樹(34)が所属するJFL松本山雅(長野県松本市)の加藤善之監督が3日午後、松本市内で記者会見し、松田の容体に変化がないことを明らかにした。

 松本山雅の松田のチームメートたちが、生還への祈りをリストバンドに込める。7日にホームの松本平広域公園総合球技場で行われるSAGAWA

 SHIGA戦で、松田の背番号「3」を縫い込んだリストバンドの着用を検討していることが3日、分かった。

 松田が急性心筋梗塞で倒れてから初めて迎える公式戦で、選手一丸となって祈りを届けたいという選手たちからの発案で、祈りを形に表すためにリストバンドが候補になった。クラブ関係者も「試合に間に合うように手配を進めています」と話した。

 松田の入院から一夜明けたこの日は、松本市内で約1時間45分、ボール回しやミニゲームなどの練習が非公開で行われた。練習後に会見した加藤監督は「選手たちは昨日の今日で、心理的になかなか気持ちを切り替えることは難しい。プロサッカー選手として使命を果たすように、と話した」と話した。

 病院には練習を終えた多数のチームメートが見舞いに駆けつけた。涙ぐみながら病院を後にする姿もあった。加藤監督は「松田選手はリーダーシップを発揮して、しっかりチームをリードしていた。思い浮かべると代わりの選手は今、いない」と苦しい胸の内を吐露した。