サッカーJFLの藤枝MYFCと東海社会人1部のアスルクラロ沼津が28日、来季からJ2の下部に創設するJ3参加に向けて、Jリーグに準加盟申請した。藤枝MYFCはこの日、記者会見を行い、小山淳代表(36)は「本格的にJ3への道がスタートした。ここからさらにまい進していきたい」と話した。

 今後は書類審査と現地でのヒアリングを経て、10月下旬までには正式に承認される見込みだ。準加盟クラブとなれば、来季のJ3参入へ大きく前進する。クラブは並行してJ3ライセンス取得に向けて準備を進めており、来年にはU-15、U-18の下部組織と女子チームの創設を計画している。小山代表は「地域のシンボルとなるようなチームを目指していきたい」と意気込んだ。

 J3は10または12クラブでのスタートを想定している。順調にJ3への入会審査が通れば、今季の成績上位順に参加が決定するため、JFLで上位をキープしなければならない。藤枝MYFCは現在リーグ11位。斉藤俊秀監督(40)は「まずは目の前の試合で結果を残して、後期で巻き返せるように頑張っていきます」と、決意を新たにした。【神谷亮磨】<J3への道のり>

 (1)Jリーグへ準加盟申請(28日申請)(2)Jリーグ準加盟クラブ承認(10月末)(3)J3ライセンス(財務状況・育成システムなど)申請(10月末)(4)J3ライセンス取得(11月末)(5)JFLでの成績確定後、上位順にJ3参入最終決定(11月末)。