G大阪の西野朗監督(55)が20日、東日本大震災の影響で活動に支障のある東日本のクラブへ協力を申し出た。「一緒に練習するのは難しいかもしれないけど、グラウンドを使ってもらうとか、なんなりと言ってくれれば」と話した。この日も「無期限活動中止中」の鹿島のDF新井場徹(31)とMF梅鉢貴秀(18)が、大阪・吹田市の万博練習場で練習した。03年までG大阪にいた新井場と、今春関大一高を卒業する梅鉢は、ともに大阪出身。G大阪の練習時間と重ならないよう配慮してジムやグラウンドで汗を流した。リーグ戦では優勝を争うライバルだが、MF遠藤保仁(31)も「助け合いなんで」。27日には神戸との慈善試合(万博)を開催する。