<ACL:C大阪4-0アレマ>◇1次リーグG組◇3日◇インドネシア

 C大阪が決勝トーナメント進出に王手をかけた。アウェーでのアレマ(インドネシア)戦に圧勝。日本代表MF乾貴士(22)が2得点を挙げるなど、全4得点に絡む活躍をみせ、チームは海外での公式戦初勝利を収めた。勝ち点を9に伸ばし、G組2位に再浮上。最終戦は引き分け以上で突破が決まる。

 今年一番の出来だった。後半開始35秒。MF乾は左サイドからのクロスをダイレクトで蹴り込み、C大阪の3点目を奪うと、同16分には前線でスルーパスを受け、試合を決める4点目のゴール。前半にはMF清武の先制点の起点となり、FWピンパォンの2点目もアシストするなど、全得点に絡む活躍で、すでに1次リーグ敗退が決まっていた相手に、格の違いを見せつけた。

 「暑くてきつかったけど、最後まで走ろうと決めていた。次につながる勝利でよかったと思う」。

 試合開始時の気温は30度で湿度も67%。深くてデコボコのピッチという悪条件の中、パスをつなぐ持ち前の攻撃的なサッカーで、勝ち点3をつかみとった。

 誰よりもこの試合にかける思いは強かった。1日の遠征出発時。乾は18人の遠征メンバーの中で誰よりも先にクラブハウスに着くと、出発時刻の約1時間前、午前7時過ぎに早々とバスに乗り込んだ。「次は絶対に勝たないといけないですから」。普段の遠征では出発時間ぎりぎりに来ることが多い乾だが、この試合に関しては2日前の朝からテンション全開だった。

 4点を奪っての圧勝に、レビークルピ監督も「予想通りの試合運びができた。芝が日本と大きく違い、手こずったところはあったが、この1勝は1次リーグ突破に向けて大切な1勝だと思う」と、敵地での勝利を喜んだ。

 山東魯能(中国)が全北現代(韓国)に敗れたことで、チームは2位に再浮上。最終節となる10日の山東魯能戦(長居)は、引き分け以上で1次リーグ突破が決まる。MFマルチネスが累積警告で出場停止となるが不安はない。次も乾が得点を重ね、初出場のACLでホーム3連勝、そして決勝トーナメントへとチームを導く。