J2横浜FCのFWカズ(三浦知良=44)が12日、Fリーグ(日本フットサルリーグ)参戦に向け、J2札幌FW中山雅史(43)との共闘を願った。両膝手術後の状態を気遣いながらも「ダメだよ。あいつも貢献しないと」とエール。W杯フランス大会アジア予選以来となるツートップ結成の可能性も浮上してきた。

 受け入れ先のエスポラーダ北海道は同じ札幌市が本拠のため立地的な条件はそろっている。2人の共演が実現すれば、フットサルだけでなく日本国中が盛り上がることは間違いない。

 日本協会のバックアップも約束された。FIFA(国際サッカー連盟)の理事を2期9年務め、フットサル委員会メンバーでもある小倉会長も「ぜひ挑戦してほしい。協会としても個人としても協力したい。参戦できる制度は大仁(フットサル連盟会長兼協会副会長)が準備していると聞いている」と激励した。

 横浜FC岸野監督も「祭りで終わるのでなくブームに火を付けて」と期待。ただ19位の低迷に15日岐阜戦(ニッパ球)の奮闘も願った。

 この日、横浜市内で行われた紅白戦で、控え組ながら勝利に貢献したカズ。1アシストの活躍に「調子はすごく良いし、疲れなかった。控え組が2倍強いということ。良い傾向」と、体も口も軽やかだ。「チームの結果が出てないから、盛り上げないと」。まずは週末のゴール&ダンスを誓った。【鎌田直秀】