「チャンスは突然やってくる」。山形の小林伸二監督(50)が、選手とのミーティングで発した言葉が現実に。明日14日のホーム大宮戦で、DF西河翔吾(27)の今季初先発が濃厚となった。NDスタで行った12日の紅白戦に、主力組でフル出場。この日になって先発の可能性に気付き、「正直、『え~』って感じでした」と驚きながらも、FW大久保らに仕事をさせなかった。
最近3試合で8失点。「センターバック争い」は混沌(こんとん)としていた。前日11日、先発が確定的の石井を除く前田、園田、西河が午後からの2部練習に参加。小林監督の狙いは、競争心をあおることと、1対1の対応の確認。激しい競り合いのなか、西河は球際で強さを発揮した。今季全5試合ベンチ外からの“飛び級”。「自分が出てやられないように」と笑顔から、真剣な目つきに変わった。
最近、自慢の青いスパイクに「SHOGO」と刺しゅうを入れた。「何か、Jリーガーっぽいでしょ?」。試合に出ていなくても、サポーター、報道陣、誰とでも気さくに接する。「普段の行いが良い人にはチャンスが回ってきますね」と尋ねると、「そうなるように、がんばります」。さわやかに笑った。「心のイケメン」が絶好機を逃すはずがない。【湯浅知彦】



