神戸を迎える清水はルーキーDF岡根直哉(23=早大)の先発デビューが濃厚だ。13日、約1時間の非公開練習で調整後、ゴトビ監督は「若い選手がすごいスピードで成長している」と、若手起用を示唆した。

 身長189センチの大型ルーキーに出番が来た。開幕から5戦を終え、1勝2分け2敗と波に乗れないチームの起爆剤として岡根が指名された。最終調整を終えた岡根は「出るかどうかは監督が決めるので分からない」と、前置きした上で「使ってもらえたら、監督の期待に応えるだけです。プロのピッチは、今までずっと目指してきた場所。自分の中ではすごいこと」と、興奮気味に話した。

 11日の公開練習で岡根、ボスナー、辻尾、太田のDFラインをテスト。DF平岡の離脱もあり、ゴトビ監督が、かねて期待を寄せる岡根を抜てきする可能性は高い。鹿児島キャンプ中の練習試合磐田戦でトップチーム“デビュー”を果たし、開幕から、ここまで5戦すべてでベンチ入り。プロデビューは、目の前に迫っていた。

 大学時代の思いを込めてピッチに立つ。早大2年の夏から清水の特別指定選手に登録され、練習参加を繰り返してきた。岡根は「実質は4年目って感じですね…」と、チームへの溶け込みは早かった。一方、早大と清水の二足のわらじは苦労もあった。大学ではレギュラー落ちに加え、両足の中足骨を立て続けに骨折。プロ入り直前の今年1月下旬にようやく復帰した。

 次戦は勝てば勝率5割。負ければ、4戦連続未勝利となる。「明日にならないと分からない。当日になって、その場に立たないと。試合になれば、自分のことよりチームの勝利だけを考える」。チームの4戦ぶり勝利を目指し、岡根がアウスタのピッチに立つ。【為田聡史】