日本代表GK川島永嗣(28=リールス)が古巣に被災者を招待する。23日、昨年7月まで在籍した川崎Fの練習に参加。招集が確実な6月のキリン杯に向けて、かつての仲間とともに調整した。一方で今月29日の川崎FのホームG大阪戦(等々力)に、福島第1原発事故の影響で川崎市のとどろきアリーナに避難している福島県民を招待することになった。「震災のニュースを全部見られるわけじゃなかったし、何もできなくて歯がゆかった。こっちにいるうちに自分にやれることはやりたいと思った」。4月には川崎Fのチャリティーオークションに直筆サイン入りグローブやユニホームを出品し、合わせて100万円以上で落札された。当日は避難者と交流し、川崎Fのサポーターにもあいさつを行う予定で、震災復興に尽力する。【由本裕貴】