J2札幌は8日、MF芳賀博信(28)が左足底筋膜部分断裂で全治4週間と診断されたことを発表した。4日の大分戦で負傷。6日に札幌市内の病院で診察を受けていた。6月残り3試合は欠場。戦列復帰は早くても7月6日の北九州戦(札幌ドーム)以降となり、今季全9試合に先発してきた不動のボランチを欠く事態となった。

 3連勝のキーマンが長期離脱となった。石崎信弘監督(53)は今季初めて連勝した岡山、大分戦と、芳賀をワンボランチに据えた4-1-4-1システムを導入。攻守の要だっただけに「芳賀の離脱は痛いよ」と険しい表情を見せた。この日の戦術練習では早速、MF宮沢、ブルーノら4選手を入れ替え代役テストに着手した。

 芳賀は手術はせず1週間は完全安静。来週オフ明けにもランニングを開始する。佐川トレーナーは「4週間後に復帰できるよう考えているが、痛みがすべて消えるかは分からない」と説明した。精神的支柱でもあっただけにMF高木純は「芳賀がいない分は(河合)竜二さんや自分がしっかり声を出して鼓舞していかないと」と話した。