浦和のペトロビッチ監督(45)は10日、天皇杯2回戦宮崎産業経営大戦(12日、埼玉)に向けてフレッシュな新兵器を招集した。チームは2-1で勝利したナビスコ杯準決勝G大阪戦から一夜明け、さいたま市内のグラウンドで練習を行った。G大阪戦に出場した主力組はランニングなどの軽いメニューで調整したが、その中には浦和ユース所属のFW矢島慎也(17)とMF野崎雅也(18)が入っていた。

 現在、リーグ戦ではJ2降格圏と勝ち点差2の15位に低迷。15日には降格争い中の重要な「さいたまダービー」大宮戦が控えているため、天皇杯には出場機会の少ない選手にチャンスが巡ってくる。ユース所属の2人は来季のトップ昇格が決まっている。監督は「どんな選手にも期待しており、いつでも準備はしていないといけない。全員が必要になると思う」と話した。