男・芳賀が復活だ。左足足底筋膜炎で別メニュー調整だったMF芳賀博信(28)が23日、札幌・宮の沢で行われたチーム練習に完全合流した。8月17日の千葉戦で負傷。98日ぶりの復活となった。紅白戦では控え組のボランチに入ってプレー。12月3日の最終東京戦(札幌ドーム)での戦列復帰を目指す。

 まだ痛みはある。それでも「途中からでも何でもいい。石さんが使ってくれるなら、どんな状況でもいく。やらないで終わるよりやりたい。それでまたケガしたら仕方ない」と意気込んだ。26日の湘南戦ベンチ入りは微妙だが、30日に精密検査を受け、状態が良ければ東京戦でのメンバー入りの可能性が出てきた。

 前回昇格した07年も主将としてチームを支えた。口数少なく背中で引っ張るタイプ。この日の紅白戦ではしぶとい守備で主力組を困らせた。同学年のMF高木純は「芳賀のような気持ちの入ったプレーはいい見本になる。紅白戦の質も上がる」と歓迎。昇格へのキーマンがまた1人戻ってきた。