清水は4日、筑波大MF八反田康平(4年)の来季新加入を発表した。G大阪などからもオファーを受けていたが、以前から獲得に乗り出していた清水入りを決断。八反田は「早くから自分のプレーを高く評価していただきましたし、誠意を感じました。1日でも早く試合に出場して、エスパルスの勝利に貢献したい」と、クラブを通じて抱負を語った。

 筑波大では全日本大学選抜に選出され、鹿児島中央時代はU-17日本代表として、07年U-17W杯に出場した逸材だ。清水ではボランチでの起用が濃厚で、クラブ幹部は「ボランチでさばきながら、低い位置でもチャンスをつくれて、得点の起点になれる選手」と評価。将来の主力選手としてだけでなく、すでに新加入が決まっている慶大MF河井陽介(4年)らと共に即戦力候補で、1年目からの活躍が期待される。

 ◆八反田康平(はったんだ・こうへい)1990年(平2)1月6日、鹿児島市生まれ。サッカー歴はドラゴンFC-ディアマントFC-鹿児島中央高-筑波大。07年にU-17日本代表に選出され同W杯に出場。大学選抜として今年のユニバーシアードに優勝した。171センチ、62キロ。