山形FW長谷川悠(24)の大宮への移籍が決定的であることが19日、分かった。大宮側は完全移籍での獲得を予定しており、その熱意に応えるものとみられる。

 長谷川は08年、福岡時代の恩人でもある小林伸二監督(51)に誘われる形で山形へ移籍。主力として4年間ピッチに立ち続けた。J1初年度の09年には10ゴール。昨季、今季は得点数こそ少ないものの、味方を生かす堅実なポストプレーでチームを支えてきた。昨オフには背番号を15から10に変更。名実ともに山形のエースに成長した。

 大宮は長谷川の潜在能力、プレースタイルに興味を示し獲得に踏み切った。近日中に正式な契約を結ぶ模様。来季J2で戦う山形は、大きな戦力を失うこととなる。