J2福岡が、4カ所に設定できるユニホームスポンサーのうち3カ所が未定のまま、3月4日の開幕戦を迎える危機に陥っていることが14日、分かった。

 決まっているのは左袖のふくや(辛子めんたいこの製造・販売業)だけで、胸、背中、パンツの契約メドは立っていない。未定のまま開幕を迎えたケースは過去のJクラブにもあるが、3カ所となると極めて異例。クラブ関係者も「記憶にない」という非常事態に直面している。

 福岡は08年、初めて胸スポンサーがつかない屈辱を経験。昨季もシーズン開幕後にようやく背中と袖に広告がついた経緯がある。大塚唯史社長(50)は今季について「(契約は)まだないが、(営業は)ちゃんとやっている。発表できるようにする」と説明した。