厚別初戦は背番号15の出番だ!

 札幌は今日3日、ホーム札幌厚別公園競技場でC大阪と対戦する。MF古田寛幸(20)は、今季ホーム初先発が濃厚だ。同競技場初戦は、10年5月30日にプロ初得点を決めた思い出の試合。4月21日のホーム川崎F戦は左太もも裏の違和感で出場回避したが、状態は万全だ。09年デビュー戦で0-3と完敗した因縁の相手からゴールを奪い、今季1勝を引き寄せる。

 さあ、舞台は整った。古田が今季厚別初戦を盛り上げる。2日の札幌・宮の沢での直前練習後は、居残りでDF岩沼とトラップの確認を済ませ準備万端。「初ゴールを決めた場所だし、僕にとっては何かがある。しっかり結果を出したい」と意気込んだ。10年にプロ初ゴールを決めたのは厚別初戦。今季も節目の試合で初勝利弾をたたき込む。

 今季序盤は左右太ももの負傷で苦い思いをしたが、もう大丈夫だ。「スタートからいける。厚別できっかけをつかみたい」。3月6日に右内転筋肉離れとなり、開幕戦出場を断念した。同19日に再発し、リーグ序盤4戦を棒に振った。さらにホーム初先発濃厚だった4月21日の川崎F戦は、試合当日に急きょ、左太ももの違和感で出場回避。ベンチで2点を逆転される屈辱を味わった。「あんな悔しいことはなかった」。苦しんでつかんだホーム初先発を、無駄にはしない。

 これからが逆襲の季節だ。3、4月は8戦未勝利と苦戦も、5月は石崎監督が就任した09年以降、ホーム10戦無敗。石崎サッカーは攻守とも全員で連動した動きを求めるだけに、熟成には一定の時間を要する。過去3年も序盤は出遅れたが、5月で巻き返してきた。「全員がサボらずやれれば戦える。あとはJ1では1点だけでは跳ね返される。2点目を取れるようになれば」。昨季も5月のホーム3戦は全勝。出遅れた分は5月攻勢で跳ね返す。

 相手のC大阪は09年8月2日のデビュー戦で対戦し、0-3で大敗した因縁もある。同世代のライバルも多く、特に清武に関し「Jリーグで最もうまい選手。でもレベルの高い相手とやれば、自分もいい流れで入れる」と前向きだ。ホームで得点した試合は4戦4勝の本拠地男。初得点した2年前の厚別初戦は兄の昌大さんの熱唱が勝利をアシストしたが、今度は自力でこじ開け、初勝利の雄たけびを上げる。【永野高輔】

 ◆古田の初ゴールVTR

 10年5月30日富山戦に先発出場し、2-1の後半25分、FWキリノのパスを受けて左足でミドルシュートを決めた。同年厚別初戦でのプロ初得点。試合前にはアマチュアミュージシャンの兄昌大さんがオリジナルソング「巡る時」を歌い、兄弟で会場を盛り上げた。昌大さんは11年5月15日の鳥取戦(札幌ドーム)でも試合前にピッチ上でライブを敢行。前述の富山戦でデビューした三上の2発で、2-0と快勝した。