<ナビスコ杯:神戸2-2札幌>◇1次リーグ◇9日◇ホームズ

 手応えの勝ち点1だ。札幌は神戸と引き分けた。前半20分までに2失点も、同35分にFW榊翔太(18)、同37分MF岡本賢明(24)が得点。2点差を2分で追いつく粘りを見せた。今季2点差を追いついたのは初。序盤で失点する課題を露呈したが、攻撃面では16日再開のリーグ戦に向けた収穫があった。札幌は27日の最終節に試合がなく、ナビスコ杯は1勝2分け3敗の勝ち点5で全日程を終えた。

 FW榊がチームトップとなる今季公式戦3点目を挙げた。左MFで先発出場し前半35分、DF裏に抜け出しシュート。1度、相手GKに当たった跳ね返りを胸トラップして、今度はGKの頭越しに右足ループでゴールに流し込んだ。前半12分に自分のファウルでPKを取られただけに「点を取って取り返したかった」と振り返った。公式戦で先発した4試合で3発と決定力をアピール。リーグ戦は無得点だけに「リーグでも出たら決めるという気持ちでやりたい」と前を向いた。