<J2:山形0-1横浜FC>◇第28節◇12日◇NDスタ
山形は横浜FCに敗れ、今季最長の4戦連続勝ちなしとなった。順位は変わらず7位。首位甲府との勝ち点差は8に広がった。後半10分、昨季までチームメートだったFW大久保哲哉(32)にヘディングシュートを浴び、これが決勝点となった。だが大きな力も加わった。J1・C大阪から期限付きで加入したばかりのMFブランキーニョ(29)をトップ下で先発起用。パス、ドリブル、シュートすべてで非凡な才能見せつけた。
またしても勝てなかった。一進一退の展開を、横浜FCのFW大久保に破られた。昨年末に山形を戦力外となった190センチのストライカー。後半10分、ゴール前で大久保をフリーにしてしまい、頭で決められた。得点後には恒例のパフォーマンスをNDスタで見せつけられた。
先制点を奪われて以降は、敵陣深くで途切れることなく攻め続けた。だが山形のスコアは0のまま。11人全員がゴール前で団結して守る相手を、最後まで崩すことはできなかった。
ホームで痛恨の黒星。一方で大きな戦力を手に入れたことは、誰の目にも明らかだった。加入からわずか4日目のMFブランキーニョ。1本目の左CKのキッカーをいきなり獲得すると、正確なキックでチャンスを演出した。前半33分には、ペナルティーエリア(P)の外でボールを受けると、すかさずミドルシュート。ポストに嫌われたが、右足の精度の高さを早速証明した。その直後、P内で相手のスライディングタックルをくらいながらも体勢を崩さずドリブル突破。山形でのデビュー戦にもかかわらず、ピッチで最も目立っていた。
今季最長4戦勝ちなし。首位甲府との勝ち点差は8まで広がった。それでも逆転優勝へ向け、手応えをつかんだ敗戦だった。残り14試合。ブラジル人MFの出来が、チームの浮沈を大きく左右しそうだ。【湯浅知彦】



