J2山形MF太田徹郎(23)が中大との練習試合で2得点を挙げ、スタメン奪取へ猛アピールした。2本目の25分にダメ押しとなるチーム4点目を決めると、6分後には右足でとどめの1発。MF比嘉厚平(22)のゴールもアシストするなど、前線での役割をきっちり果たした。
褐色に日焼けした太田は、見た目通り夏に強かった。中大との練習試合にFWとして先発フル出場すると2ゴール1アシスト。2本目の25分、左クロスをFW林が頭でファーサイドで折り返すと、中央に走り込んでヘディングシュート。勢い余ってボールともどもネットへ飛び込んだ。同31分には右サイドをドリブルでゴール前に抜け出すと、GKの動きを読み切って右足で冷静に流し込んだ。「点も取れたし、いいアピールにはなったと思う」と心地よさそうに汗をぬぐった。
大学生相手でも、一切手を抜くことはなかった。前日13日の雨でピッチはややぬれた状態。芝もやや長めに調整されており、足を取られやすいコンディションだった。そこで太田は特注のスパイクを使用。練習試合にもかかわらず、歯6本を地面に刺さりやすいように取り換えた“雨天用”を手に取った。「普段使うのよりもよく刺さる気がしますね。こういうの何かプロっぽくないですか?」。冗談で照れ隠ししたが、練習試合でも本気で取り組んだ意気込みが表れていた。
今季は決勝ゴールを決めた4月27日の栃木戦以降、16試合連続でベンチ入り。ジョーカーとして信頼を得ていた。だが林、MFブランキーニョが加入してからの直近3戦はメンバー外。「悔しいっすね。チームも勝ててないですし。自分が出て勝てるようにしたい」。リーグ戦は28試合を消化し、残り14試合。夏場のストレスは終盤戦にピッチ上で解消する。【湯浅知彦】



