<J1:東京2-0清水>◇第12節◇18日◇味スタ

 東京の日本代表MF高橋秀人(25)が、信頼を取り戻すゴールで、3試合ぶりの勝利をもたらした。後半8分、MFルーカスの右クロスを右足で合わせて、相手GKの股の下を抜くシュートで先制。前節湘南戦(11日)では、雨で足を滑らせ痛恨の同点弾を献上し「プレーで信頼を取り戻したい」と再起を誓っていただけに、借りを返すゴール。「致命的なミスに温かく厳しい声を糧にした」と話した。

 今季初ゴール。通算でも2点目と、得点シーンに絡む回数が少ない位置ではあるが、得点の裏には先輩からの“アシスト”があった。「(MF本田)圭佑君からメールが入って『点を取らないと上にはいけない』と言っていた。得点、アシストという誰もが認める活躍にこだわらないといけない。いくらいいプレーをしても明日の新聞には『よかった』と書かれない。まあ、明日は圭佑君のことが書かれると思うけど」と、先輩からの助言を結果に結びつけた。