<J1:広島2-1磐田>◇第20節◇10日◇Eスタ

 磐田はアウェーで首位広島に敗れ、今季2度目の3連敗を喫した。関塚隆監督(52)はFW前田遼一(31)とGK川口能活(37)をベンチスタートさせた。1トップで先発した金園英学(24)が、スタメン起用された期待に応え同点ヘッドを押し込むも、後半32分に逆転弾を浴びた。前田は後半6分から投入されたが、ゴールを割ることができなかった。

 J2降格の足音が忍び寄る中、3連敗だけは避けたかった。関塚監督は思いきった先発変更に踏み切った。FW前田とGK川口がベンチスタートとなり、1トップに金園英学(24)GKに八田直樹(27)を起用。現状打破に向けた強い姿勢をアピールした。

 金園は関塚監督の指揮の下、これまで6試合で後半の勝負どころで投入されてきた。うち3試合で得点を挙げ結果も残した。金園は「得点だけでなく、相手のパスコースを限定したり気の利いた守備を求められている。守備も頑張って、もっと長い時間、出られるようにしないと」。シュート練習も励んできた。

 立ち上がりから、八田が好セーブでピンチを防ぎ、攻撃陣もカウンターを仕掛ける。金園も相手DFに厳しくプレスをかけ、何度も相手ゴールに迫った。しかし前半43分、相手エースの佐藤寿人のシュートで先制を許してしまう。関塚監督は後半6分、エース前田とFW山崎亮平(24)を投入。金園と前田の2トップにし、勝利への執念を見せた。

 後半26分。金園が先発起用の期待に応えた。MF山田大記(24)のクロスを頭で合わせ、同点に追いついた。だが、アウェーでの勝ち点が見え始めた後半32分、相手に強力なミドルを浴び再び勝ち越された。それでもあきらめず、波状攻撃で広島ゴールに迫る。後半41分、山田のミドルはバーを直撃。跳ね返りに金園が反応するもヒットしなかった。攻める姿勢は随所に見せたが、今季2度目の痛い3連敗を喫してしまった。【岩田千代巳】