清水は23日、三保グラウンドで今日24日の浦和戦に向けて完全非公開で約1時間の調整を行った。前節C大阪戦を体調不良で欠場したMF本田拓也(28)が、2試合ぶりに先発することが濃厚だ。復帰戦を勝利で飾るべく「勝つだけ」と気合も十分。定位置のボランチでいぶし銀の輝きを放つ。

 本田の表情が一気に引き締まった。この日、完全非公開で最終調整を終えると「3連戦のスタートとなる浦和戦に勝てれば、チームとして勢いに乗れると思う。重要な試合になる。出るつもりで準備してきたし、勝利に貢献したい」と、2試合ぶりの先発ピッチを見据えた。

 前節アウェーC大阪戦は体調不良で欠場した。へんとうが腫れて40度近い高熱が続いた。「本当にきつかった」と食事も十分に喉を通らず、体重は3キロ落ちた。しかし、試合は病床でテレビ観戦。復帰に備えて最低限チームの試合だけはチェックした。「良い時間帯はある。ただ、無駄な失点から流れを失っていてもったいない」と印象を語った。

 19日に全体練習へ復帰をすると、徐々に状態も上向いてきた。ここ3日間はフルメニューを消化。体重もベストに近い状態まで戻った。本田は「かなり良くなってきているし、ゆっくり休んでいる場合じゃない」。アフシン・ゴトビ監督(49)も「コンディションは良い。90分間プレーできる」と太鼓判を押した。

 対する浦和は、前節大分戦で3点を先制されながらも4点を返して逆転勝ちを収めている。勝ち点3獲得には、C大阪戦で4失点した守備陣の復調が必要不可欠だ。本田は「セットプレーも十分注意が必要だけど、(興梠)慎三を抑えることがポイントになると思う。自分の位置でパスの出どころを封じたい」と完封へのプランを明かし、最後は「『勝ちたい』じゃなくて『勝つ』。それしかない」と頼もしい言葉を並べた。【前田和哉】