<J1:東京3-2浦和>◇第25節◇14日◇国立

 20年東京五輪の招致に貢献したパラリンピアンの佐藤真海(31=サントリー)が、試合前にピッチに登場し、感謝のメッセージを伝えた。7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会での最終プレゼンテーションに1番手で登場。英語での名スピーチが大きな反響を呼んでいる。この日も「そうしないと私が誰か分からないかな」と冒頭は英語で自己紹介。「招致への応援ありがとうございました」と話すと、スタンドから大きな拍手が起きた。

 走り幅跳びで3度のパラリンピック出場経験を持つが、「観客が入った状態の国立は違いますね。ゾクゾク、ワクワクした」という。競技者として、次戦は全国障害者スポーツ大会(10月12日開幕、東京)にエントリー中。テレビ出演など引っ張りだこで、「練習ができていなくて、見に来てくださいと言える状態ではないんですが…」と話した。