仙台FW柳沢敦(36)が右足小指を骨折していたことが9日、分かった。詳細は精密検査後に判明するが、22日の天皇杯準々決勝、東京戦(ユアスタ)の出場は難しくなった。柳沢は7日、東京とのリーグ最終戦に先発したものの、前半で負傷交代。この日、仙台市内で開催されたスポンサー謝恩パーティーも右足はサンダル姿。選手代表のDF渡辺広大(27)も「ケガをした柳沢キャプテンが帰ってこれるよう、1月1日(決勝)の舞台を用意したい」とあいさつしていた。

 パーティーにはスポンサー関係者約400人が出席。手倉森誠監督(46)は「苦しまされた1年を、強くなるために必要な年だったと捉えたい。私は退任しますが、(クラブが)20周年を迎える来季の躍進、東北のシンボルになることを目指し、皆さんも一緒に戦っていきましょう」と話した。