J2札幌が来季、沖縄で1次合宿を行うことが26日、分かった。当初はFWレ・コン・ビン(28)の在籍もあり、母国ベトナムなど東南アジア合宿を考えていたが、残留交渉が長引いたことで、方針転換した。練習場は沖縄中部の金武町で調整。J1昇格した07年以来の1次沖縄、2次熊本という“吉兆合宿”で新チームを仕上げる。

 7年ぶりに沖縄合宿が復活する。三上大勝GM(42)は「ピッチ状態や宿舎も素晴らしく、県を挙げて誘致してくれている。経費面の利点もある」と説明した。当初はビンの凱旋(がいせん)を兼ね、初のベトナム合宿を検討。練習場や宿舎の調整まですすめたが、所属元のソンラム・ゲアンとの残留交渉が長期化したこともあり、準備期間を考慮して路線変更した。

 練習場は金武町陸上競技場をメーンに1月20日から31日まで行う。フィジカル強化が主体で移動日の20日も、いきなり夜間練習を予定。海岸でのナイトランニングプランも浮上している。熊本2次合宿は2月3日から。昨年は緊縮財政の影響で合宿期間は計4週間だったが、今季は約6週間かけ、3月2日のJ2開幕までじっくり仕上げる。