最後の「聖地」が赤く染まる!

 今季J1の甲府-浦和戦が5月6日に、国立競技場で行われることが27日、分かった。Jリーグ関係者によると国立改修前、最後のJリーグのゲームになるという。東京なども開催を模索していたが、この日までに内定した。同日はゴールデンウイーク最終日。甲府のホーム開催だが、多くの浦和ファンが駆けつけることが予想される。

 浦和にとって国立は悔し涙もうれし涙も流した場所だ。02年のナビスコ杯で初めて決勝に進出して鹿島に惜敗。だが翌年の決勝で再び同一カードとなると、4-0の大勝でリベンジし、クラブ初タイトルを獲得した。また05、06年と天皇杯を連覇したのも国立だった。リーグ戦では埼玉スタジアムをホームに戦うが、その一方でカップ戦では何度も聖地で輝いてきた浦和が、聖地を真っ赤なスタンドで飾ることになりそうだ。