J2札幌の三上大勝GM(42)が、第2のレ・コン・ビン獲得のため直接、東南アジア行脚に乗り出すことが3日、分かった。現在、インドネシアU-23代表のヘンドロ・シスワント(23)ら複数選手をリストアップ。同GMは10日にもインドネシアに出発しタイ、ベトナム、ミャンマーなど複数国を回り、現地で候補選手をチェックする。

 札幌はベトナム代表レ・コン・ビン退団で、東南アジア業務提携国枠が1人空いている。「ビンは退団したが、クラブでは東南アジア戦略を今後も続けていく。戦力となりうる選手がいれば獲得に動きたい」と同GM。11日にインドネシアで大会を視察し、その後は東南アジア各国を巡回して候補に挙げた選手のプレーをチェックする。戦力と判断した場合、28日締め切りの第1登録までに獲得することも視野に入れている。

 Jの業務提携国はタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアの6カ国。ここからの補強は他の外国人枠とは関係なく1選手登録できる。札幌のビン獲得がきっかけでできた貴重な1枠だけに、有効活用する。