<J1:徳島0-4川崎F>◇第6節◇6日◇鳴門大塚

 2大会連続のW杯出場を目指す川崎FのFW大久保嘉人(31)が4試合連続ゴールを決め、徳島を下した。1-0で迎えた前半11分、風上を生かし約25メートルのミドル弾。後半15分にはFW森島の今季初ゴールをお膳立てした。チームは3連勝で4位に浮上した。

 「圧倒しましたね。風もあったし、徳島が(コイントスで)コートを(風下に)チェンジしてくれたんで、前半で勝負つくなと思った。2点目が入れば流れ的にも大きいと思っていた」。この日、徳島の最大風速は9・5メートル。天候も味方につけ、相手に格の違いを見せつけた。

 昨年、26点で得点王に輝いた男は、今季も6試合を終え、リーグトップタイの5得点。今日7日から始まる国内組の日本代表候補合宿メンバーには選ばれなかったが、代表への思いを聞かれると「いや、まだありますよ」と即答。5月12日のW杯代表メンバー発表まであきらめない。【福岡吉央】