<J2:磐田1-2東京V>◇20日◇第22節◇ヤマハ

 J2磐田は20位の東京Vに敗れ3位に転落した。序盤から中盤での相手の速いプレスに苦しみ攻撃の形がつくれない。自陣でのパスミスから前半15分に失点し、同23分にも追加点を奪われた。ちぐはぐな攻守を打開しようと、シャムスカ監督はハーフタイムで「相手よりハードワークして落ち着いて守備を。攻撃はタイミングをはかってもっと仕掛けるように」と選手を送り出した。後半から新加入のチンガ(23)もボランチで投入した。

 後半18分、MF松井大輔(33)がカウンターを仕掛けFWポポ(36)にスルーパス。最後はポポのクロスをFW山崎亮平(25)が押し込んだ。山崎は1シーズンで自身最多となるリーグ4点目。終盤は猛攻に出るも、前半の2失点が重すぎた。後半戦のスタートとなる1戦だけに勝ち点3で勢いをつけたかったが、痛い黒星を喫しサポーターからは激しいブーイングが起こった。【岩田千代巳】