J2山形DF山田拓巳(24)が今日26日のホーム群馬戦で、2試合ぶりにリーグ先発復帰する。1巡目は、開幕から右サイドバックで全21試合に先発出場。だが、天皇杯2回戦の熊本戦(13日)で左腰を痛め、2巡目スタートになった20日のホーム北九州戦は、大事を取ってベンチ入りするだけにとどまった。今季全試合出場を目標にしていた山田は「試合に出られない悔しさを味わった」と初心に帰って、闘争心を高めている。

 チームは25日午前、ピッチを狭めた8対8のミニゲームなどで調整。21日のJAPANサッカーカレッジとの練習試合で1本目、2本目とも途中出場した山田は「日中の暑い中で試合ができた。痛みもなく問題はない」と先発復帰の手ごたえを口にした。「けがで休むのはよくないことだが、ポジティブに言えば、コンディション作りのいい勉強になった」とリフレッシュ。休養にもなった。

 右サイドを往復する運動量とスピードが持ち味。北九州戦ではセンターバック當間が代役を務め、オーバーラップこそ少なかったが、攻撃の起点になった。同年代の山田は「當間の動きも取り入れ、自分の良さを出したい」と攻守の活躍を誓った。【佐々木雄高】