東京に新加入した元U-21イタリア代表DFカニーニ(29)のJデビューが、お預けとなった。30日に東京・小平市内で行われた東学大との練習試合に、後半から出場。センターバックとして45分間プレーし無失点に抑えたが、マッシモ・フィッカデンティ監督(46)は「フィジカル的にまだ時間が必要かなと思う。正しいタイミングで使っていきたい」と、次節清水戦(8月2日)での起用を保留した。カニーニはロングキックで精度の高さを見せたものの、大学生相手にドリブル突破を許す場面もあり、万全の状態ではないという判断。もっともセリエAで200試合以上に出場した実績は揺るぎない。すでにサッカー用語の日本語は習得しているカニーニは「状態を上げるように尽くすだけ」と前を向いた。