<天皇杯:C大阪2-0磐田>◇4回戦◇10日◇ヤンマー
C大阪がJ2磐田を下し、8日にユース(U-18)から昇格した大熊裕司新監督(45)の初陣を白星で飾った。前半30分、ユース時代から指揮官のもとでプレーしてきたFW南野拓実(19)が公式戦4試合連続ゴールとなる先制弾。後半19分にはFW永井が2点目を決め、2大会ぶりの8強進出を果たした。準々決勝(10月11、12、15日)の組み合わせ抽選は16日に行われる。
大熊新監督が公式戦初采配を白星で飾った。勝利をもぎとったのはユース時代に監督から指導を受けた「大熊チルドレン」だった。
先制点を決めたのは、ユースで3年間、大熊監督のもとでプレーしたFW南野だった。前半30分、MF楠神のパスを右足でダイレクトシュート。「(戦術が)ユースと変わらないのでやりやすい。お世話になっていたので信じてやった」。後半30分にはFW永井が、オーストラリアのAリーグ、パースから復帰後初得点を決め、突き放した。大熊監督は今季から試合日にベンチ外選手の練習を指導しており、永井も「ユースの試合も見ていたし、後輩からも戦い方を聞いていたので自信を持ってできた」と胸を張った。
後半からは、大熊監督のユース時代の教え子MF秋山がプロデビュー。先発予定だったMF長谷川が腹痛で急きょ欠場するハプニングもあったが、前線から全員でプレスをかけるサッカーを徹底させた指揮官は「90分間(集中力を)切らさずに戦ってくれた」と、選手をたたえた。
リーグ戦では降格圏となる16位に沈んでおり、勝利の余韻に浸る余裕はない。ただ13日の柏戦へは弾みとなる白星。日本代表合宿から戻り、フル出場したMF扇原は「リーグ戦につながる勝利。次も戦う姿勢を見せつけたい」。J1残留に向け、巻き返しを誓った。【福岡吉央】



