<天皇杯:G大阪2-0大宮>◇準々決勝◇15日◇万博

 5大会ぶり優勝を狙うG大阪が大宮に快勝し、ベスト4に進出した。FW宇佐美、MF遠藤ら主力を温存し、攻撃のリズムを欠いたが、MF二川孝広(34)が後半14分に先制点を挙げた。2位につけるリーグ戦、決勝へ進出したナビスコ杯を含む3冠へ突き進む。11月26日の準決勝はG大阪-清水、千葉-山形の顔合わせとなった。

 3冠を目指すチーム層の厚さだ。G大阪が2大会ぶりに4強入りを決めた。決勝進出を果たしたナビスコ杯川崎F戦から中2日、主力であるFW宇佐美やMF遠藤を温存し、先発陣を7人入れ替えた。

 光ったのは、公式戦5試合ぶりに先発したベテランMF二川。前半はなかなか攻撃のリズムを作れなかったが、後半14分、FW倉田がペナルティーエリアのすぐ外で倒されFKを獲得。これを二川が直接狙うと、鮮やかな弧を描きながらゴールへ吸い込まれた。「打とうとした瞬間(味方が)ニアに動いてくれたので。ファーサイドに直接打てた」。同39分にはFW佐藤が追加点を挙げ、勝利を引き寄せた。

 W杯中断明け後は公式戦21戦で17勝2敗2分け。好調の要因は圧倒的な選手層の厚さだ。二川は「チームが良い状態なのでメンバーが替わって負けるのは嫌。それなら結果を出すこと」。長谷川健太監督(49)も「久々に出た選手もずっと準備してくれていた。中断後、勝利を積み重ねることができたのは彼らの力があったから」と支え続けた選手の力をたたえた。

 5大会ぶりの天皇杯の頂点まであと2勝。DF今野は「絶対優勝する」と意気込む。2位につけるリーグ戦、広島との決勝を控えるナビスコ杯と3冠も現実になってきた。全ての頂点を目指して、G大阪はまだまだ突き進む。【小杉舞】