<J1:鳥栖1-1浦和>◇第33節◇29日◇ベアスタ

 鳥栖はクラブ初の優勝の夢は途絶えたが、4位でも念願のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場の可能性は残った。

 後半24分、DF菊地直哉(30)が1発退場となるPKを与え先制された。だが10人となってもACLへの執念であきらめない。同ロスタイム4分、DF小林久晃(35)が最後の得点チャンスとなったCKをヘディングで決めて土壇場で追いついた。仮にG大阪が2冠を達成した場合、ACL出場枠が4位まで広がる。3位鹿島との最終戦に、FW豊田は「ACLという目標に向かって力の全てを出したい」と意気込んだ。