日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーバーのデンマーク代表MFレオン・アンドレアセンが、なんとも不運な怪我を負ってしまった。

 大衆紙「ビルト」によると、アンドレアセンは料理をしながら小包をナイフで開けようとしたところ、誤って左手の親指と人差し指の間にそのナイフを突き刺してしまったという。同選手はすぐにチームドクターのアクセル・パーテンハイマー医師に電話をかけ指示を仰ぎ、タクシーで市内の病院へ直行。診察の結果、傷はかなり深く腱にまで到達していたため、7日夕方に全身麻酔の下、縫合手術を行ったそうだ。

 幸いにもオペは無事に成功し、現在はギプスをはめ、抗生物質を服用している。しかし上述のように重傷であるため、14日と17日の2016欧州選手権プレーオフ(対スウェーデン)を戦うデンマーク代表メンバーから外れることになってしまった。

 これについて同代表モルテン・オルセン監督は「レオンは今まで多くのけがに悩まされてきた選手だということを、我々全員が知っている。彼にとっては非常に残念なことであり、このチームにとっては非常に悪いニュースだ」と落胆している。

 また、ビルト紙は記事の最後に「選手が負った珍しいけが」として、以下のように列記している。(※かっこ内は当時の所属チーム)

 ◆ケビン・キーガン(ハンブルガーSV)…バスタブの排水溝で足の指を負傷

 ◆アダム・ネメチ(カイザースラウテルン)…自宅庭の木から落下し胸骨と鎖骨を骨折

 ◆チャールズ・アコノア(ウォルフスブルク)…車のアンテナが突き刺さり鼻を負傷

 ◆シュテファン・クンツ(カイザースラウテルン)…チームバスから降りた時に足をひねり3カ所の靱帯負傷

 ◆エルキン・ソト(マインツ)…スパイクのひもを結ぼうと屈んだ際にギックリ腰

 ◆マルコ・アルナウトビッチ(ブレーメン)…飼い犬と遊んでいたところひざをひねり内側靱帯負傷