ブンデスリーガを運営するドイツ・フットボールリーグ社(DFL)とドイツサッカー連盟(DFB)はこのほど、2016-17シーズンの夏季および冬季移籍市場において、ブンデスリーガ1部~3部のクラブが選手のエージェントに支払った額を公表した。

 それによると、1部全クラブの総額は1億4678万0645ユーロ(約194億220万円)となり、前年(2015年3月15日~2016年3月15日)の1億2773万0633ユーロ(約168億8407万円)から、約25億円が増加する結果となった。また2部は1864万9020ユーロ(約24億6512万円)、3部は265万7949ユーロ(約3億5134万円)だった。

 DFLとDFBは今回、クラブごとの内訳を発表しなかったが、前年に最も多くの金額を支払ったチームはシャルケで、1686万0333ユーロ(約22億2868万円)。これは、今回発表された2部全クラブに匹敵するほどの額だ。

 1部と2部で代理人への支払いが上昇した一方、3部だけは前年の約280万ユーロ(約3億7012万円)よりわずかに減少している。しかしそれでも1クラブあたり13万ユーロ(約1718万円)ということになり、今季2部へ昇格したホルシュタイン・キールは3部所属時代に、1年間で26万4450ユーロ(約3496万円)を納めていたという。

 移籍や更新など、選手の契約に動きがある際、決して少なくない額が、仲介者の懐にも流れているようだ。