ゼニト(ロシア)がアウェーでバレンシア(スペイン)に3-2で競り勝った。

 前半2分のピンチをポストに助けられたゼニトは同9分、カウンターからFWフッキが左45度から左足でファーのサイドネットを揺らして先制。フッキは同44分にも欧州CL通算8得点目となる、強烈な左足のミドルシュートを決めて突き放した。

 後半に入り10分、28分と失点して同点に追いつかれたが、同31分、MFシャトフのパスをフリーで受けたMFビッツェルが右足のグラウンダーのシュートを突き刺して勝ち越した。

 ビラスボアス監督は「フッキは違いを見せてくれた。2-2となってどちらに転んでもおかしくない試合となったが、その後にこちらが得点したことは重要だった。自信になったし、バレンシアの攻撃に耐えられた」と話した。