日本代表FW岡崎慎司(30)が所属する首位レスターは、アウェーでマンチェスターUと1-1で引き分けた。先発した岡崎は無得点のまま後半22分に交代。今季24度目の途中交代で、残り2試合でリーグ記録に並ぶ可能性がでてきた。

 岡崎が「微妙な」リーグ記録まであと2試合に迫った。優勝のかかったマンU戦に先発。1-1の後半5分にはゴール前で右クロスに足から飛び込み、あと1歩で勝ち越し弾という好機もあった。だがボールに触れることができず、ゴールはならず。無得点のまま後半22分に退いた。試合後は「あれを触れるか触れないかで、次のステージに行けるかが決まる。良いFWは絶対にあれを触るんで」と悔しがった。岡崎はこれで16試合連続途中交代。開幕から24試合目の途中交代となった。シーズン最多記録は09-10年シーズンにマルブランク(サンダーランド)がマークした26試合。微妙な記録に、あと2試合で肩を並べることになった。

 それでもレスターは、貴重な勝ち点1を手に入れた。これで残り2試合で勝ち点2を奪えば初優勝となる。岡崎は「疲れての交代じゃない。自分が残っていれば得点できたかも、という気持ちはあります」と振り返った。この悔しさは、今季残りの2試合にぶつけるつもりだ。(中野吉之伴通信員)