サッカー界のスーパースターで元イングランド代表のデービッド・ベッカム氏と元スパイスガールズのビクトリア夫人が、自分たちの名声を使って三男クルズ君のCDを発売させたことで批判されている。

 英サン紙によると、テレビ司会者を務めるピアーズ・モーガン氏(51)はクルズ君の歌手デビューシングル「If Every Day Was Christmas(もし毎日がクリスマスだったら)」に関して、「魂をコマーシャルの悪魔に売ったも同然だ。子供たちもすぐに名声を手に入れるだろうね。4人の子供たちが、親の名声を使わない週は、1回たりともない。彼らの基準にしても、11歳の子供が世界に向けてシングルをリリースことは、新しいことだったわけだ」と皮肉った。

 この発言に対し、人気歌手ジャスティン・ビーバーの代理人業も務めるクルズ君のマネージャーは「クルズは、他の子供たちを助けるために歌を作りたかったんだ。すべてのことは、チャリティー活動だ。若い少年ができる素晴らしいことだね」と反撃した。

 クルズ君のデビューシングルは、ロンドンのキャピタルFMラジオ局で初めて公開された。父親のベッカム氏と共に、ビデオ通話アプリ「FaceTime」で番組に参加した。「いつも歌手になりたいと思っていて、ギターは始めてから6カ月なんだ。(両親からは)ハッピーになれって言われた。もしやりたくなければ、後で戻ってくればいいって」と会話を明かした。