第1戦が行われ、FW岡崎慎司が所属するレスター(イングランド)は、アウェーでアトレチコ・マドリード(スペイン)に0-1で敗れた。

 岡崎は先発出場したが、チームとして全く攻撃の形を作ることができなかったこともあり、前線からのチェイスでプレスを掛けることもできず、前半終了で退いた。

 以下は岡崎との一問一答。

 -まだ可能性が残っている

 岡崎 厳しかったですけどね。かなり…。アウェーでチームは疲れているという感じがした。ボランチからディフェンスラインにかけて、押し上げがあんまりなかった。そういう意味で(自分が)45分に代わって中盤の枚数を増やすっていう考えは分かるんですけど、やっぱり、その犠牲になるのは精神的にはきつい。ずっと深い位置で守るのもいいけど、上げるときは、上げるで…。いい時間帯もあったんでそういうときに、もうちょっとそういうのが維持できたらいいなと思う。下がる時間帯が長すぎたと思う。いままでの勢いがあったレスターが今日はなかったなという気がした。

 -(前半28分に)1本、惜しいのがあった

 岡崎 オルブライトンからのクロスで、あそこに入ると思ったし絶対に抜けて来ると思ったんですけど、ちょっと読みが足りなかった。ちょっと後ろにボールがいってしまった…。いやぁ悔しいですね。ああいうのは。あの1本しかなかったんで。

 -アウェーゲームでの大一番、いつもと違うことは

 岡崎 力の差を感じてしまうなぁって…。引いてしまうのは個人的にはやっぱり嫌っていうか。引いて守る時間帯があってももちろんいいんですけど、もうちょっと前から行くときにもっと連動していけたらよかったですけど…。アトレティコはコケとか、下りて来るやつらがいっぱいいて、捕まえづらいというのはもちろん分かる。相手はサイドバックを上げて、コケが入れてみたいな。そこの出し入れでかなりやられていたと思う。

 -ゲームプランがこういう感じだったのか

 岡崎 プランとしてはもう少し前から行きたかったんだと思いますけど、多分予想外に(アトレティコが強かったし)、監督も疲れとか(計算しきれず)プラン通りにいかなかったから、最終的には、そうやって僕を代えたと思いますけど。その部分では僕も特に何もしていないので、まあ、追って追って剥がされるっていうどうしようもない状況だった。しょうがないなって思いますけど。

 -2戦目はとにかく点を取らないといけない

 岡崎 もう失うものはない。ホームだったら移動もない。やっぱりドリンク(ドリンクウォーター)が相当出ずっぱりでたぶん今後も厳しい。悪いとかじゃなくて、そこに負担が出てくると思う。そういう意味ではチーム力というのが大事になってくるので。かなりボロボロの状態で、みんな戦わなくてはいけない。リーグも残留争いをしているし。そこでアトレティコと戦うに当たっては、僕らが絶好調でないと。どうしても、ただでさえ(アトレティコのほうが)力があるわけじゃないですか。向こうの方が経験もあるし。だから、僕らがもう少しフレッシュだったらとは思いますけど、(今日は)フレッシュではなかった。ただ、次のホームでの試合には賭けたい。

 -ドルトムントの事件の影響は?

 岡崎 影響はまったくないですけど本当に怖いなっていうか、はい。選手が1人ケガをしているというのは今までないじゃないですか。骨折だから重傷だと思うし、あり得ない話だなと。でも現実的にサッカーチームにそういうことが起きる。CLとか大きい大会になると狙われる。ワールドカップとかもそうですけど、ブラジルの時も危ないと言われたじゃないですか。そういう意味では本当に危険と隣り合わせだなと感じた。