ハリルジャパンの新エース、ヘントFW久保裕也(23)が敵地でのワーレゲム戦で先制点を挙げ、ゴールで欧州1部リーグの日本人選手として初めてシーズン20得点に到達した。

 久保は前半24分に右サイドのMFフォケットのクロスボールを、ペナルティーエリア内に走り込んで胸で押し込んだ。3試合連続得点で、1月のヘント移籍後は通算8点目。今季前半戦にスイスのヤングボーイズで挙げた12得点(25試合)と合わせて20得点となった。

 後半31分には、DFクリバリのクロスをダイビングヘッドでシュートを狙ったが、GKのセーブに阻まれた。試合は後半ロスタイムにDFクリバリが追加点を挙げ、2-0の勝利。久保はフル出場で、またチームの主役となった。

 久保は得点場面を振り返り、「ラッキーでしたけどね。なんかこう、彼は多分ニアに出してくれるので、いつも練習中とか。入ったのでそれがうまくいったかなと」。瞬時の判断で胸で押し込むプレーには「もう合わせるだけでした。速かったんで、クロスが」と満足そうに話した。

 これでヘントは上位6チームによるプレーオフ1で3勝2分けと無敗をキープし、2位につけている。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)