<欧州CL:(3)インテル1-0チェルシー(1)>◇16日◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇ロンドン※カッコ内は2戦合計得点

 インテル(イタリア)が4大会ぶりに準々決勝へ進んだ。モウリーニョ監督にとっては、かつて率いたチェルシー(イングランド)の本拠地スタンフォード・ブリッジに戻っての一戦。第1戦は2-1で先勝し、守備重視でもよかったが、堂々と立ち向かった。

 前半は一進一退で、独特の緊張感と緊迫感が張り詰める好ゲームとなった。後半に入ると焦るチェルシーと対照的に、次々と好機をつくった。33分、相手DFの背後を突くパスにエトーがオフサイドぎりぎりで抜け出す。飛び出す相手GKにも慌てず、スピードに乗ったまま右足でゴール左下隅に決めて、相手の望みを断ち切った。

 古巣のホームスタジアムで思った通りの勝利を収めたモウリーニョ監督は「最初から最後までよく、完ぺき。とてもうれしい」と言葉をかみしめた。

 [2010年3月17日10時47分]ソーシャルブックマーク