<欧州CL:シャルケ3-1Hテルアビブ>◇B組◇20日◇ゲルゼンキルヘン

 日本代表DF内田篤人の調子が上がってきた。16日のリーグ戦に続いて欧州CLでも初のフル出場。「疲れた」と第一声を上げたが「最初のころに比べれば慣れてきた」と手応えも口にした。

 チームは前半3分に元スペイン代表FWラウルのゴールで幸先よく先制し、後半にも2点を加えて3得点。内田も攻撃で持ち味を発揮した。「行こうと思った」と右サイドから積極的に攻撃参加。相手を抜いてクロスを上げる場面が何度か見られた。「(チームメートの)選手の特徴も、自分の特徴もお互いに分かってきた。ある程度分かりあえる」と連係に自信を深めてきた。

 後半ロスタイムに失点したものの、守備も安定してきた。内田はFWラウルの献身的な動きに助けられたと明かす。「点を取りますけど、守備もすごくしてくれる。後ろの選手からしてみれば、あのような選手がいるとすごく楽」とたたえた。

 欧州CLでは2勝1敗で1次リーグB組2位につけるシャルケだが国内リーグでは8試合で1勝と波に乗れず、16位に低迷。日本を代表する右サイドバックは「もっと良くなると思います」と巻き返しを誓った。

 [2010年10月21日10時16分]ソーシャルブックマーク